ChatGPT API Web検索はすごい？料金と使い方

「ChatGPT API」と「Web検索」という言葉を聞いて、どんなことができるんだろう？と興味を持っていませんか？もしかすると、AIがインターネットの最新情報を調べて、あなたの代わりにいろんなことを解決してくれる未来を想像しているかもしれませんね。

ぴょん太

Web検索って、AIとどう関係するの？

最新情報もAIが探せるってことだよ。

ひっきー

これまでのChatGPTは、学習したデータをもとに答えてくれる賢いAIでしたが、少し前の情報しか教えてくれないこともありました。でも、心配はいりません。ChatGPT APIとWeb検索が手をつなぐことで、リアルタイムの情報を盛り込んだ、もっと賢いAIが生まれているんですよ。

この記事では、そんなChatGPT APIとWeb検索がどのように組み合わさって、私たちの生活やビジネスを便利にしてくれるのか、そして気になる料金や、お試しで使える無料の範囲についても、分かりやすくご紹介しますね。

ぴょん太

料金もわかるの？

そう、いくらで使えるかも教えるよ。

ひっきー

AIの進化は本当に目覚ましいものがありますから、この新しい技術を知ることで、あなたの「こんなことできたらいいな」がきっと見つかるはずですよ。

引用：OpenAI、ChatGPTにWeb検索機能「ChatGPT Search」を追加。正確な情報を迅速かつタイムリーに表示

ChatGPT APIとWeb検索でできること

ChatGPT APIとWeb検索の組み合わせ

ChatGPT APIとWeb検索を組み合わせると、最新の情報を手軽に取得し、それを基にした応答を自動で作れるようになります。

ぴょん太

昔のChatGPTとは違うの？

Web連携でリアルタイムの情報がわかるようになったよ。

ひっきー

OpenAIは2025年3月12日に、Web検索ができる「Responses API」という新しい仕組みを発表しました。これにより、ChatGPTがインターネット上の情報に直接アクセスできるようになりました。これは、まるでChatGPTが自分で図書館に行って、最新の本を読んでから答えてくれるようなイメージですね。

ぴょん太

Web検索って、どうやって使うの？

AIが自分で判断して、検索してくれるんだ。

ひっきー

このような機能は、Bing Search APIのように、ChatGPTに最新情報を取得させる際に役立ちます。ChatGPTにWeb検索をさせるには、Function calling（ファンクションコーリング）という機能を使う方法もあります。Function callingは、そのための道具（関数）を選び、検索する言葉まで考えてくれる便利な機能です。

ChatGPT APIの活用事例を見てみよう

ChatGPT APIとWeb検索を組み合わせると、私たちの生活や仕事に役立つ様々なことができます。

例えば、個人に合わせたファッションのアドバイスをしてくれるAIエージェントを作れます。

このエージェントは、あなたの好きな服の情報をファイルから探し出し、Web検索で最新の流行を調べて、あなたにぴったりのコーディネートを提案してくれるでしょう。

また、会社のカスタマーサポートを助けるAIエージェントも作れます。

お客さんからの質問に、AIが自動で答えてくれたり、場合によっては専門のエージェントに引き継いだりすることも可能です。

これにより、お客さんは待つ時間が減り、会社の人たちはもっと大事な仕事に集中できるようになります。

さらに、Web検索機能は、会社の情報収集にも役立ちます。

例えば、業界の最新ニュースをリアルタイムで調べたり、競合他社の情報をすぐに手に入れたりすることができます。

FAQ（よくある質問）の自動応答システムも、Web上の最新情報を反映して、より正確な回答を提供できるようになるでしょう。

どんなことができるか活用事例を知ろう

ChatGPT APIでWeb検索ができるようになると、これまで難しかったことが、ぐっと身近になります。

具体的には、社内の情報を活用したチャットボットや、文書作成のサポート、さらには他のシステムとの連携もスムーズになるでしょう。

たとえば、社内のよくある質問に自動で答えるシステムを考えてみましょう。

ChatGPT APIを既存のシステムに組み込むことで、社員からの質問に高性能なAIが自動で対応できます。

これにより、社員はすぐに答えを得られ、担当者の負担も軽くなります。

また、社内の知識をまとめるナレッジベースの構築にも役立ちます。

会社の資料や情報をChatGPTに学習させることで、必要な情報に簡単にアクセスできるデータベースが作れます。

これにより、新しい社員が早く仕事を覚えたり、みんなで知識を共有しやすくなったりします。

さらに、文書作成の支援も可能です。

ChatGPTに会社のテンプレートやルールを覚えさせると、自動で文章のフォーマットを作ってくれます。

これにより、ドキュメントを作る時間を短くでき、誰が作っても同じ品質の文書ができるようになるでしょう。

他にも、SlackやChatworkのようなチャットツールと連携させたり、kintone（キントーン）やMoneyForward（マネーフォワード）のようなビジネスで使うソフトと連携させたりすることもできます。

これにより、業務の効率が大きく上がり、時間を節約できるのです。

ChatGPT APIの料金をわかりやすく解説

APIの料金はいくらくらい？

ChatGPT APIを使うには、利用料金がかかります。これは、私たちが普段使っているChatGPTの月額料金とは別のものです。APIの料金は、使った分だけ支払う「従量課金制（じゅうりょうかせい）」となっています。

ぴょん太

従量課金制って何？

使った分だけお金がかかる仕組みだよ。

ひっきー

具体的にどれくらいの料金がかかるかというと、テキストの量を「トークン」という単位で数えます。1トークンは、日本語の場合、文字の種類によって違いますが、だいたい1文字から数文字くらいです。例えば、GPT-4o miniというモデルを使う場合、100万入力トークン（質問する文章）あたり0.15ドル、100万出力トークン（回答される文章）あたり0.6ドルです。これは、日本語で500文字の質問をして500文字の答えが返ってきた場合、約0.1円（約0.0006375ドル）くらいになると言われています。

ぴょん太

会話を続けると高くなるの？

過去のやり取りもトークンになるからね。

ひっきー

使うモデルや会話の内容によって料金が変わることを覚えておきましょう。

無料で使える範囲はあるの？

ChatGPT APIには、お試しで使える「無料トライアル」があります。

これは、初めて利用する人向けに、5ドル分の無料枠が3か月間使えるというものです。

5ドルでどれくらい使えるかというと、約2,500トークン分の利用が可能です。

この無料枠は、APIの機能を試したり、開発を進めたりするのに役立ちますね。

ただし、この無料枠には期限があり、3か月を過ぎるか、2,500トークンを使い切ってしまうと、通常の料金が発生します。

そのため、無料枠を使い始める前に、いつまで無料で使えるのか、どれくらい使ったのかをしっかりと確認することが大切です。

料金の確認方法と計算のしかた

ChatGPT APIの料金は、OpenAIのマイページで確認できます。

自分がどれくらいのトークンを使ったか、それに対していくら料金がかかっているかが詳しく表示されるので、こまめにチェックすると良いでしょう。

料金を計算する時には、日本語の文章がどれくらいのトークンになるのかを知っておくことが大事です。

例えば、「料」という漢字1文字で2トークン、「料金」という2文字で4トークンになることがあります。

ひらがなでも、「を」が1トークン、「み」が2トークンと、文字によってカウントの仕方が違うので、思ったよりもトークンが多く消費されることもあるでしょう。

もし、料金を節約したいのであれば、いくつかの方法があります。

まず、会話の履歴をすべて含めずに、直前の数回分だけを含めるように設定できます。

また、APIのmax_tokens（マックス・トークン）という設定で、回答の長さを制限することもできます。

こうすることで、必要以上のトークンを使わずに済むので、コストを抑えることができますよ。

OpenAI APIとの関係って？

ChatGPT APIは、OpenAIが提供している「OpenAI API」の一部です。

OpenAIは、ChatGPTだけでなく、画像を生成するAIや、音声をテキストに変えるAIなど、様々なAIの技術を開発しています。

これらのAIを使うための窓口が、OpenAI APIなのです。

つまり、ChatGPT APIは、OpenAI APIの中にある、おしゃべりするAI（対話型AI）の機能を使うための特定のAPIということになります。

だから、ChatGPT APIを使うことは、OpenAIのいろいろなAI技術を使えるようになることと同じだ、と考えてもいいでしょう。

OpenAIは、これからも新しい技術をどんどん発表していくので、ChatGPT APIもさらに進化していくはずです。

引用：ChatGPT SearchのAPI連携について - Genspark

ChatGPT API Web検索はすごい？料金と使い方：まとめ

Q&Aでまとめますね。

質問（Q）：APIとWeb検索を組み合わせると何ができるの？
回答（A）：リアルタイムの情報を利用した応答が自動で作成できます。

質問（Q）：AIのWeb検索機能にはどんな活用事例がありますか？
回答（A）：ファッションアドバイスや顧客サポートの自動化に役立ちます。

質問（Q）：APIの料金はいくらくらいかかるの？
回答（A）：使った分だけ料金がかかる従量課金制です。

質問（Q）：無料で使えるお試し期間や範囲はありますか？
回答（A）：5ドル分の無料枠が3か月間利用できます。

質問（Q）：料金の確認や計算はどうすればいいですか？
回答（A）：OpenAIのマイページで確認し、トークン数で計算します。

この記事では、AIがWebの情報を活用して、どんなことができるのか、そして費用についてもお話ししました。AIが最新情報を調べてくれるなんて、本当に便利ですよね。これからの暮らしや仕事に役立つヒントがきっと見つかったのではないでしょうか。APIの導入を考えているあなたにとって、この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。